数多くの現場改革の実績を持つ寿老人(じゅろうじん)が、食事・入浴・排泄・認知症介護から業務改善に至るまで、あらゆる内容に関して、具体的にわかりやすく、明日から使えるヒントなどを交えながら、つぶやく内容です。
食事の場面で・・・
2014年08月18日 (月) | 編集 |
『 はんなり介護 寿老人のつぶやき… 』 にご訪問いただきありがとうございます。

今日のつぶやきは、 『 食事の場面で五感を活かす! 』です。
ぶつぶつとつぶやきます。
今日は長いです。
最後までお付き合いよろしくお願いします。

利用者さまの楽しみの1つに食事があります。楽しみな食事が、職員さんの都合ですまされてしまう場面も少なくはないです。

早くしないと…、他の職員さんに迷惑が…、理由は色々…
ケアマネ・相談員からは「食事の時間位ゆっくりとね」なんて言われた日には・・・・
いったい、どうしたら良いのでしょうか・・・

だれもがおいしく・楽しく食べたいものです。
そこで、僕(寿老人)は、食事の『五感 』について考えてみました。

五感には、聴覚・嗅覚・視覚・触覚・味覚と言うのがあるそうです。

それを食事の場面に置き換えると、

・食事の準備の音(聴覚)で、「そろそろ食事かな?」
・そして、臭いがしてきて(嗅覚)、「今日は何かな?」
・目の前に食事が並び(視覚)、「おししそう!何からたべようかな?」
・箸を持ち、自分の口に食べたいものをつまんで(触覚)運んでかむ(触覚)、
・そして、「これはおいしいぞ(味覚)」
 って言う感じでしょうか。

この場面を介護が必要な方(例えば左麻痺)に置き換えると

・食事の準備の音(聴覚)で、「そろそろ食事かな?」
  身体の左をよくぶつけて移動される。→移動中に左側に注意が向いてい
   ない。
→障害物を撤去させる。
・食べ物の臭いがしてきて(嗅覚)、「今日は何かな?」
・目の前に食事が並び(視覚)「おいしそう!何から食べようかかな?」
  以前左に熱いお茶があったのですが、手があたりこぼされました。足元に
    すこし火傷されました。なので、お茶はご本人の了解のもと、右側に置く
    ことにしました(全般的に注意力が低下する)。左側だけ食事が残ってい
    ることが多いので、右側に寄せて配膳する(左半側空間無視)。
・箸を持ち、自分の口に食べたいものをつまんで(触覚)運んでかむ(触覚)、
 「あれ、つかみにくいぞ」⇒身体が傾いているので姿勢を直す→「よし、つか
   めそうだ」
 「なんだか少しかたいなぁ、喉にひっかかりそうだなぁ~」→軟らかめにした
   り、刻んだりする
→「これならたべられそうだ!」
・そして「これはおししいぞ(味覚)」

簡単にまとめると、左麻痺の方は、
左側に注意が向いていないので、移動時の障害物の撤去
全般的に注意力が低下するので、熱いお茶は右側へ
左側空間無視があるので、配膳時は右側へ
身体が左に傾いているので、姿勢をなおす
食べにくそうなので、たべやすくする

五感を働かすだけで、こんなに専門性に近くなります(^^)

難しいアセスメントやケアプランも大切ですが、まずは五感を活かしてみるのも良いのではないでしょうか?
いきなり専門性?っていわれても難しいです。

五感を活かしたその気づきから、みんなが得意なシーティングや自助具の検討、カロリー計算、中核症状や周辺症状等の専門性につなげていけば良いのではないでしょうか

そして、楽しみの食事です。

食事中には楽しい会話が聞かれ(聴覚)、
「これは良い香りがするね」(臭覚
「あんたの私より少し大きいね、笑」(視覚
「ほらほら、これあげるから」とつまんであげる(触覚
「ありがとう、おししいねぇ~」(味覚

と言う具合になるのです、はい。

ムツカシイアセスメントシートよりも、生活に密着した感覚(五感)をフルに活かしてみてはいかがでしょうか?


僕(寿老人)、最近脂っこい物が食べられなくなってきました。
歳のせいでしょうか・・・・(^^;


寿老人のつぶやき…
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。







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