数多くの現場改革の実績を持つ寿老人(じゅろうじん)が、食事・入浴・排泄・認知症介護から業務改善に至るまで、あらゆる内容に関して、具体的にわかりやすく、明日から使えるヒントなどを交えながら、つぶやく内容です。
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曖昧な介護は・・・
2015年01月21日 (水) | 編集 |
本日も 『 はんなり介護 寿老人のつぶやき… 』へご訪問いただきありがとうございます。

今日は、『曖昧な介護は自らの首を絞めるだけでなく、利用者さまにの首を絞めることもあるので注意しよう 』です。
本日もブツブツつぶやきます。

介護現場には日々色々な事が起こります。
今日はそんな中からの1つ。
ある利用者さまの尿取りパットについて。

利用者様は常時オムツ使用されています。
おしっこの量は多かったり少なかったりですが、
時々、トイレに介助をすると気持ちよさそう排泄をされます。

ここで介護現場では色々な発想が生まれます。
例えば、
『こんなふうにやってるんだけど』

『こうしてみたら、あの人こうだったし』

『ケアマネに言っておくから』
等々
そして、色んなケアが生まれます。
例えば、
『この時間はおしっこ少ないから尿取りパットは小さくしてみたら』

『トイレに座ったら出るから、定時トイレ介助すれば良いじゃん!』
そして、
『尿取りパットは小さくされ』、
『座りたい座りたくない気持ちとはうらはらに眠たくてもトイレには定時に座らされる』のです。
しかし、時間が経ってくると
小さかった尿取りパットは吸収量が少ないため濡れたりして着替えの機会が増え、いつのまにか吸収量の多い大きな尿取りパットに戻っている。そして吸収量の多いおおきな尿取りパットによって、トイレに座ることはいつの間にかなくなっている・・・。

結果、職員の介護への思いと曖昧な介護によって、
利用者さまは、おしっこで衣類等が濡れて着替える機会が増え不快な思いになる回数が増えただけ・・・
職員は、トイレ介助する手間が増えたあげく、着替える機会が増えてただけ・・・
残ったものは・・・・・。

なぜ、こんなことが繰り返されるのでしょうか?
振り返ればこのような場面は、排泄介助だけではないですよね。

なぜ、みんなの思いや経験をもとに色々考えてやっているのに継続しないのでしょうか?
私(寿老人)の経験上
『職員の勝手な思いと、根拠のない経験と勘から生み出される曖昧な介護だから』
だと思います。

決して職員の介護への思いや経験と勘がダメだと言っている訳ではないのです。
それもすごく大切だと思います。
思いや経験・勘が私達を支えている部分もありますからね(^^)

みんな利用者さまのことを思って色々と考えやっているのです。
なのでその思いや経験や勘にプラス、少しでも根拠を持つ方が良いと思うのです。
「そんな事言っても根拠って・・・?」や
「いつどう考えるの・・・?」と
思われる方もいらっしゃると思いますが、
そう思った時こそ,根拠を持つチャンスなのです!

『なぜかと思った時、こうしてみようと思った時』に
『なぜかと思った時』にはなぜそうなのかそれを調べる。
そして、
『こうしてみようと思った時』には、こうしてみたい事について、色々な面で事例を探したり文献や資料を調べたりして、こうしてみたいことについて間違いはないか裏付け資料を少しでも1つでも増やしてみる。
こういった努力も現場には必要だと思うのです。

さて、もう一度さっきの事例について少し考えてみましょう!
【↓さっきの事例】
この時間はおしっこ少ないから尿取りパットは小さくしてみたら、
トイレに座ったら出るから、定時トイレ介助すれば良いじゃん!
そして、尿取りパットは小さくされ、座りたい座りたくない気持ちとはうらはらに眠たくてもトイレには定時に座らされるのです。しかし、時間が経ってくると、小さかった尿取りパットは吸収量が少ないため濡れたりして着替えの機会が増え、いつのまにか吸収量の多い大きな尿取りパットに戻っている。そして吸収量の多いおおきな尿取りパットによって、トイレに座ることはいつの間にかなくなっている・・・。

この時間はおしっこ少ないから尿取りパットは小さくしてみたら、
トイレに座ったら出るから、定時トイレ介助すれば良いじゃん!
から少し考えて
【↓これ】
Aさんの水分IN・OUT
Aさんの病気
Aさんの排尿間隔(感覚)
Aさんの服薬情報
Aさんの身体能力
Aさんの座位(シーティング)に関するセッティング
Aさんの生活リズム(ONとOFF)
少ないですがこれだけの根拠持つと
対応も違ってくるかもしれませんよね!
そして、うまくいったこと・いかなかったの整理もしやすく、
さらに良いケアを考える材料になるかもしれませんよね。
解剖学等も必要になってかもしれません。

こんな小さな積み重ねで良いのです!
この小さな積み重ねが小さな成功体験の積み重ねに繋がるのです。
そして、小さな成功体験の積み重ねは、私達介護職員の自信に繋がるのです。

『職員の勝手な思いと、根拠のない経験と勘から生み出される曖昧な介護』
によって繰り返される負の連鎖は少なくなり
『職員の思いや経験・勘にプラスして根拠を持った介護』は
利用者さま・職員さんにとって良い方向に行くと思います。
少なくとも自分達の首を絞めることはなくなるでしょう!!

もうお分かりだと思います。
例えばオムツコストの削減
この人の尿量はこれくらいだからこのパット
この人は夜尿量多いからこのパット
暫くするとすぐにと元通り
利用者さまは職員の思い対して、ただ試されているだけ・・・ですね。

こうして考えると『曖昧な介護は自らの首を絞めることは少なくなり、利用者さまにの首を絞めることも少なくなるのではないでしょうか』

今日は、クドクドと長くなりました・・・。

寿老人のつぶやき…
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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