数多くの現場改革の実績を持つ寿老人(じゅろうじん)が、食事・入浴・排泄・認知症介護から業務改善に至るまで、あらゆる内容に関して、具体的にわかりやすく、明日から使えるヒントなどを交えながら、つぶやく内容です。
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残存能力をいかして
2015年04月14日 (火) | 編集 |
本日も 『 はんなり介護 寿老人のつぶやき… 』へのご訪問ありがとうございます。

今日は、『 残存能力をいかして、潜在能力を発揮する 』です
本日もブツブツつぶやきます。

福祉用語辞典で「残存能力をいかす」等をしらべると簡単に出てくるのですが、あえて福祉用語辞典以外で色々調べてみました。
『残存』・・・・なくならないで残っていること
『能力』・・・物事を成し遂げることのできる力、動作等の身体的・精神的行為を行うのに必要な力
『いかす』は、『生かす」と「活かす」とが2つあって、
『生かす』・・・「生きていさせるや死なさない」等の意味で主に生命に関係する時や消極的な意味で用いることが多い
『活かす』・・・「役立てる」等の意味で「活用する」のニュアンスを含んでいて積極的な意味で用いることが多い
『潜在』・・・・表面にはあらわれず内にひそんでいたりすること
『発揮』・・・・もっている能力や特性などを十分に働かせること、もっている能力や特性などを十分に働かせること。

ちなみに福祉用語辞典等でしらべると、その多くがこんな意味です
⇒何らかの理由により機能障害をもっている人が残された機能を用いて発揮することができる能力のこと。

皆さん今さら何を・・・と言われると思いますが、、、

食事介助中です。
利用者さまはなかなか1人で食べることができません。
ついつい食事介助をしてしまいます。
そのほとんどが『忙しいから』と理由で片付けられてしまいます。
決まり文句は「おいしいですか?」
その言葉掛けにどんな意味があるのでしょうか?
そして記録は全量摂取です。

それで良いのでしょうか?
一度考えてみましょう!

はじめは全介助でした。
職員が介助をしやすく、配膳の位置はあまり考慮されていません。
それに気づいた職員がせめて食事がちゃんと見えるところにと思い配膳をしました。
すると、利用者さまはしっかりと食事を見るのです。
それを見た職員は、スプーンを持ってもらい、上肢を支え口元に持っていきました。
利用者さまは口を開け少し顔を前に出すのです。
顔を前に出す様子を見ていると、肘・手首が動いてきました。
肘だけを支えることにしました。
しばらくするとスプーンですくうことができるようになり、口元まで手がうごきました。
しかし、肘は上がりきりません。
簡易に肘置きを作製設置しました。
高さを考え配膳に配慮し少し工夫をするだけで自分で食べることができるようになりました。

ここまでくると、決まり文句の「おいしいですか?」や全介助で全量摂取という記録もなくなりますし、日本の食文化である伝統的なコク・味わい・うま味・風味は食事摂取ではないということがわかります。
そして、みんなが大切にしたい団欒、食事のスタイルも大切にされるように(考えるようになる)なるのではないでしょうか?
こんなことはユニットケア研修では教えてもらえません。

ユニットケアでよくみられる陶器を使い、ランチョンマットを使用して、職員も一緒に食事をすることが食事なのでしょうか?
最近ユニットケアの歪みが囁かれるよになってきたように感じます。
今回は食事について寿老人なりに考えてみましたが、そこにどんな意味があるのか、本質は何なのか、本当にそれが個別ケアなのか等々色々考えてみる必要があるのかもしれませんね!

いかがでしたか?『 残存能力をいかして、潜在能力を発揮する 』色々な意味があっても良いような気がしませんか?

私(寿老人)ですか?
介護手法を先に考えてしまうとどこかに歪みが生じてしまいます。みんなそれぞれある普通の生活を先に考えることが大切ではないかと思ったりするのです、はい。

寿老人のつぶやき…
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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